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薄花少女

今月のお話

薄花少女

一人暮らしの青年・古糸史のもとにやってきた少女の正体は、齢八十歳のハッカばあやだった。彼女は、一人暮らしの史をお世話するために、奇妙な薬で体だけ少女になったのだという。青年と少女の不思議な年の差共同生活のはじまりです。

夏のとある日、史ぼっちゃまの生徒・武臣がハッカを花火大会へと誘いにやってくる。ハッカはその誘いを二つ返事で受けるのだが、なぜかぼっちゃまも付き添いで行くことになってしまい……?

第1話をためし読み

キャラクター

  • ハッカ

    ハッカ

    夏焼鳩子(なつやきはとこ)、数えで八十。職業は家政婦。約十歳の少女になり、ぼっちゃまの世話を焼く。

  • ぼっちゃま

    ぼっちゃま

    古糸史(こいとふみ)。子供の姿になったハッカを受け入れ、一緒に暮らす。

プロフィール

三浦靖冬

みうら・やすと
大阪府出身。
1998年、「月刊アフタヌーン」の四季賞にて『殉雪楽土』が佳作入選。
著書に、『おつきさまのかえりみち』『とわにみるゆめ』『花喰幻燈機』『えんじがかり』。

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